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第三新東京市を逃げ切れ!USJの『エヴァンゲリオンXRライド2017』体験

ゲート僕はUSJ――ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに3回、行ったことがある。

1回目
1回目は、中学校の修学旅行で。
ちょうど2001年、アメリカのNYでツインタワービルが崩壊するというゼロ年代の混沌を象徴するかのような衝撃的な出来事があって、予定されていた沖縄への修学旅行は急きょ、京都・大阪を行き先とする旅行に変更された。

当時からすでに映画が好きだった僕は大興奮し、その年の3月にオープンしたばかりのピカピカのテーマパークを友人たちと満喫した。

2回目は、大学生の頃、デートで。
2008年、僕は大阪の大学に通う学生になっていて、いっちょまえに恋人などつくり、USJのレストランでアルバイトをしていた先輩にチケットをもらって付き合い始めたばかりの女の子と一緒に行くことになった。

2回目
彼女は絶叫系のマシンが大好きな女の子だったので、『ジュラシック・パーク』も『ウォーターワールド』もそっちのけで、前の年にできたばかりのジェットコースター『ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド』に何回も引っぱられて閉口した思い出がある。

そして3回目は――ついおとといの話である。
2017年3月19日、僕は久しぶりにUSJに行った。
母と妹をまじえた3人の旅行先として彼女たちが大阪を選び、その行き先のひとつにUSJを選んだのだ。

3回目
アニメ好きの妹の意向を反映して、特に「ユニバーサル・クールジャパン2017」のアトラクションを楽しむことが至上目的とされた。

彼女のお目当ては、はからずもVRについて関心を持つ僕と一致していたのだが、『エヴァンゲリオンXRライド』だった。

日本の“クール”を体感できるイベント!ユニバーサル・クールジャパン

2014年に開催が発表されてから過去2回、開催されてきた「ユニバーサル・クールジャパン」は、2010年代に入ってからあちこちでいわれるようになった「クールジャパン」という概念を取り入れたイベントだ。

ゴジラ
日本の“クール”――特にサブカルチャーにおける“クール”をフィーチャーして、アトラクションやシアターなどを用意。年を追うごとに話題が高まり、今年も大盛況である。

『新世紀エヴァンゲリオン』、特に「エヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ(2007~)の世界観を基本とする“VR×ジェットコースター”の「XRライド」を体感できる『エヴァンゲリオンXRライド』のほかにも、人気マンガ&アニメの『名探偵コナン』をモチーフにした超リアル脱出ゲーム、『進撃の巨人』をモチーフにした4Dシアターなどを楽しめる。

2016年度の日本アカデミー賞において最優秀作品賞を受賞し、くしくも総監督は「エヴァ」と同じ庵野秀明がつとめた映画『シン・ゴジラ』の4Dシアターなどもある。

――と、このように日本の最新&最強の“クール”を、身をもって体感できるイベントになっているのだ!

崩壊する第三新東京市のなかで…

ある日、何の偶然が重なったのか、第三新東京市のネルフ施設にいる僕――。

マヤさん
しかし、そこに響き渡るおなじみの警戒音、例によって「パターン青!」のコールサイン。そう、“使徒”がやってきたのだ。混乱の中、何がどうなったのか、「この施設は危ない」という話に。

そこで、ネルフの首席監察官にして実は正体不明の加持さんとともに、“ある場所”へ脱出する――という流れ。
2人乗りの乗り物に乗って、破壊と混乱の第三新東京市を抜け、“ある場所”へと、“ある物”を届けなければならない――。

そこまでが前段階で、そこでようやく僕らが乗り込む「ライド」の前までたどりつき、VRヘッドセットを手渡される。「メガネは外して専用のケースへ」とのことなので外して仕舞う。

乗ります
ヘッドセットのつけ心地は良好。上部にピント調整ができるツマミがあって、裸眼で視力0.01の僕でもくっきりとVR空間を見分けることができるようになった。

その先にある、あまりにもリアルで、しかしアニメの雰囲気を崩すことのない、破壊と絶望の戦いが繰り広げられている様子を、バッチリ見ることができる――メガネ男子もメガネ女子も、心配無用である。

さて、そしていよいよ決戦場の第三新東京市へ。
1995年、アニメの第1回放送日にハナタレ小僧だった僕に衝撃を与えた、あの奇怪でいびつでまがまがしい第三使徒・サキエルが暴れ回り、少年少女が操るエヴァが立ち向かい、“ある物”を狙っているらしいサキエルは執拗に僕らの「ライド」を追いかけ回す。

迫る、サキエル
右へ左へ、時にはななめに急降下し、旋回して……しかし、次第に使徒の魔の手にからめとられていきそうになる。もはや第三新東京市はほぼガレキの山である。すべては絶望に帰すかと思われた。

そこへ、紫の巨人エヴァンゲリオン初号機が……!

――と、このような内容の『エヴァンゲリオンXRライド』は、リアリティあふれるVR映像の迫力と、完璧にマッチしたライドの動きが完全に僕をあの世界に連れて行ってくれたのである。

初号機
というわけで、このVRアトラクション、大いにオススメだ。
翌日、次の目的地である阿倍野キューズモール(大阪市阿倍野区のショッピングモール)のユニクロで服を見ながら、妹も何度も言っていた、「もう一度のりたい」と。

妹よ、ユニバーサル・クールジャパンは6月25日まで開催中だ。
君の希望は、叶えようと思えば叶えられるだろう。