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東京を沸かせた戦場体験が大阪にも登場:ガンダムVR『ダイバ強襲』で“一年戦争”の渦中へ!

ガンダム
「宇宙世紀」ならぬ「VR世紀」0001年である今年の8月、今やご長寿アニメシリーズのひとつとなった「ガンダム」シリーズをもとにしたVRアクティビティ『ダイバ強襲』が、東京のお台場にあるダイバーシティ内に登場した。

ダイバーシティ内では、さまざまなVR体験ができる「VR ZONE project i Can」が開催されており(10月まで)、『ダイバ強襲』はその中の目玉商品的なVRアクティビティだった。

(VRアクティビティとは、VR用ヘッドセットを装着するだけでなく専用のマシンに乗ることで体感度をより高めて楽しむレクリエーションのこと。)
それが今回、12月16日に大阪のエキスポシティ内にあってガンダム関係のグッズなどを販売している専門店「ガンダム・スクエア」に、設置されることになったのである。

このVRアクティビティでは、利用者はヘッドセットをつけ、ガンダムのマニピュレーター(手)をかたどったマシンに座って、約8分間のVR体験をすることになる。
あの数々の英雄を生み、見るものの胸を熱くした一年戦争後期のあるひとときを、ついに大阪でも体験できることになったのだ。

興奮と恐怖と喜び!ザクとガンダムの一騎打ちを間近で体験

ある晴れた日、お台場の「実物大ガンダム」の前に立っていると、ふいに背後のほうで物音がするので振り返ってみると、ジオン公国軍の主力MSであるザクⅡが迫ってくる。
ザク・マシンガンを容赦なく撃ちこみ(ジオン軍は、MSにビーム兵器を搭載することに関して地球連邦軍におくれを取っているので、ザクは巨大な実弾を撃ちこむマシンガンを持っている)、肉薄してくるザクⅡがずんずんと進んでくる。

ザクはガンダムを狙っているのだが、その足もとにいる僕たちも否応なくMS戦に巻き込まれてしまう!
というか、ザクにやられる!

そのとき、頭上から一年戦争の英雄アムロ・レイの声でマニピュレーターに乗るよう指示が!
見るとガンダムが膝をつき、こちらに手を伸ばしている。

「おお!これはガンダムシリーズでよく見た場面!」というナゾの感動がある。
そう、特に「ガンダム」シリーズのなかでも、単なるロボットアニメではなくリアルな戦記という要素を盛り込んだ『機動戦士ガンダム』を中心とする「宇宙世紀」シリーズでは、パイロットがガンダムを降りるときや、民間人や軍の同僚を助けるとき、MSのマニピュレーターを使うという描写が多用される。

セイラさん
ほかの子供向けアニメみたいに、胸部のコクピットから地面までぴょーんと飛び降りたりしないのだ。
そのへんもリアルに作り込まれているのが、ガンダムという稀有な作品の特徴である。

と、そのような感慨にひたっているうちにも戦闘は続き、ついに至近距離まで迫ったザクⅡは接近戦用のヒートホークを抜き放ち、高温の巨大な戦斧をこっちに向けて振り下ろしてくる。

僕をのせたガンダムのマニピュレーターは胸部に近いところにあり、そこはちょうどコクピットにも近いわけで、要するにザクはまともに僕のすぐ近くにヒートホークを振り下ろしてくる。息をのむ次の瞬間、懐かしい音がしてガンダムのビームサーベルが起動し、ザクの一撃を防いでいる……!

ザク
このようなザク対ガンダムの一騎打ちをおよそ8分間にわたって間近で――というか、文字通り2機の間で体験することになるのが、『ダイバ強襲』というVRアクティビティの内容である。

リアルな戦場の「興奮」と、そしてここが重要だが「恐怖」におののき、汗びっしょりになっちゃうことは間違いない。
真正面から兵器同士の衝突を見せることで、「戦争」を真摯に描こうとしたガンダムの精神により深く寄り添おうとした、そんなVRアクティビティであるともいえるだろう。

「宇宙世紀」シリーズのファンは体験すべし!

地球連邦からジオン公国が独立を宣言し、ついに一年戦争に突入する時代を描いた1979~1980年の『機動戦士ガンダム』に始まり、『Zガンダム』(1985~1986)や『Vガンダム』(1993~1994)、OVA『ポケットの中の戦争』(1989)や劇場版『逆襲のシャア』(1988)などを含む「宇宙世紀」シリーズ。

2015年からは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の劇場公開もスタートして、今なお人気が高い。

SFという体裁をとりながらも、リアルな戦記ドラマを目指して制作されたこのシリーズのファンにこそ、ぜひ『ダイバ強襲』は体験していただきたいと思う。
液晶画面越しに見ていたあの世界のさなかに、まさしく放り込まれる恐ろしさと興奮を味わえるこのVRアクティビティは、僕たちに「宇宙世紀」シリーズの魅力を再確認させてくれるのである。