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VRでタイタニックを「体感」できる!Kickstarter で『Titanic VR』がクラウドファンディング中

タイタニックVR1912年4月14日の夜、北大西洋でひとつの海難事故が起きた。
それは当時、世界最大の海難事故であり、悲劇だった。現在でも知名度という点では最も高い。
アメリカに向かっていたイギリスの豪華客船タイタニック号が濃霧のために氷山に気づかず、激突して沈んでしまったのである。

船首から船尾までの全長が270メートル、重量は46,000トンという重量級の船体は真っ二つに裂けて沈み、現在は北大西洋の海底で静かに眠っている。

ジャックとローズ公開当時、全世界の歴代興行収入を塗り替えた映画『タイタニック』(1997)でも有名だ。
映画を制作したジェームズ・キャメロン監督は、CG技術を駆使してタイタニック号の徹底的な「再現」にこだわった。当時の最高峰のCG技術を使って再現されたタイタニック号は、2017年の今見ても色あせない美しい船である。

そんなタイタニック号を今回、VR上に再現しようという取り組みが行われている。
アメリカのVRコンテンツ開発団体「Immersive VR Education」が現在、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」上にて、『Titanic VR』というコンテンツ名で賛同者を募っているところだ。

YouTube上で予告編が公開中

現在、YouTubeの「Immersive VR Education」公式チャンネルで、『Titanic VR』の予告編を見ることができる。

探査艇の目線で、北大西洋の冷たい海底に沈んだタイタニック号の一部が灯りに浮かび上がるところから、映像は始まる。
細かい部分までつくりこまれた3DCGは美しく、カメラはゆっくりと船内に入り込んで取り残されたグランドピアノやミルク飲み人形の残骸などを映し出していく。
そしてやがて、ありし日のタイタニック号が洋上に現れる……。

衝突寸前『Titanic VR』は現在の海中で錆びつきつつあるタイタニック号と、100年前に世界最大級の豪華客船として全世界の注目を集めていたタイタニック号をVR上で描き出しつつ、その沈没の謎に迫れる歴史ミステリー的な要素も含んでいるという。

1912年4月14日の夜、タイタニック号の船上では何が起きていたのか?
写真をもとに3DCGで再現された船長以下乗組員の行動をたどりながら、「あのとき」を体感できるコンテンツになる……予定なのだ。

「Immersive VR Education」の実績

現在『Titanic VR』に取り組んでいる「Immersive VR Education」は、特にVRというテクノロジーを教育に役立てたいと考えているという。
彼らはすでに2016年、ひとつめのVRコンテンツ『Apollo 11 VR』を発表して話題になった。

アポロ11号VR「個人にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」
1969年、世界で最も有名な名言のひとつとともに、ニール・アームストロング船長が月面の“静かの海”に降り立った――『Apollo 11 VR』はその歴史的な瞬間にいたるアポロ11号の宇宙探検を体感することができるコンテンツだ。

「Immersive VR Education」は『Apollo 11 VR』を発表したとき、「私たちはこれからもVRで『歴史的な出来事』を再現していく」と宣言していた。
彼らは2つめの「歴史的な出来事」に、「タイタニック号の沈没」を選んだのである。

『Apollo 11 VR』は、教育コンテンツを志向したという言葉通り、リアリティにこだわったVRの完成度が話題になった。『Titanic VR』もその点については期待していいだろう。

洋上のタイタニック精緻な3Dグラフィックで再現された100年前の豪華客船と、船のたどった悲劇を学びたい、体感してみたいという方には、支援してみることをオススメしたい。