ついこの間、アメリカのCamsoda社が開発した“匂いデバイス”「OhRoma」を紹介したばかりですが、今回もまた同じくVRエロ動画やエロゲームで視覚、聴覚だけでなく嗅覚すら感じられるようになるかも――という“匂いデバイス”のお話です。
今回紹介するデバイスの名は、「VAQSO VR」。
今年１月に設立されたばかりという日本企業、VAQSO社が現在、開発中とのことです。
「開発中」とはいうものの、すでにプロトタイプは完成ずみ。
ガスマスクそっくりで物々しさを感じさせる、そして正直ちょっと重そうな「OhRoma」に比べるとはるかに軽々としていて、スタイリッシュなフォルムとなっています。
小型・薄型・軽量型、と三拍子そろったデバイスなのです。
これなら、顔全体がVRデバイスに覆われてしまうこともありません。
より気軽に、自然に、VR空間内で匂いたつ女性の香りを堪能できるでしょう！
また、「VAQSO VR」はPSVRやOculus Rift、HTC VIVEなど主なVRヘッドセットに取り付けが可能だということです。
マグネットで取り付けるので「専用ヘッドセット」などは不要！
発売された暁にはお手持ちのVRヘッドセットに取り付けて、すぐに使えます。
すでに“女の子の湯上がりの匂い”もあり！？
今年の１月17日、VAQSO社は、東京の秋葉原にあるビジネスイベント施設「DMM.make AKIBA」にて「VAQSO VR」の発表会を開催しています。
発表会では射撃ゲームを使ったデモンストレーションが行われました。
ゲーム内で銃の引き金を引くと、銃声が聞こえ、そして「VAQSO VR」から火薬が燃えたときに発生する「硝煙」の、独特の香りがただよってきます。
「銃の硝煙？エロ要素がねーじゃねーか！」
そんな声が聞こえてきそうですが、ご安心を。
「VAQSO VR」は小型デバイスであるにも関わらず最大10種類の匂いを取り込むことができるようですが、発表会に参加した人の報告によると、VAQSO社が用意した匂いカートリッジの中にはちゃんと「女性の匂い」もあったようです！
さらに、「女性のお風呂上がりの匂い」というかなり具体的な、かつ男性なら思わずハッとするワードが聞こえてきた、という話も聞いています。
あたためられたお肌の匂いとシャンプーの匂いが渾然一体になった、あの濃厚なかぐわしい香り……。
しっとりした湯上がりの美人妻と乱れる不倫温泉、
みたいな作品を視覚的に、聴覚的に、そして嗅覚的に、迫真のリアリティとともにVRで楽しめる日も近いのです！
“味覚デバイス”も視野に入れるVAQSO社
ところで、VAQSO社は“匂いデバイス”「VAQSO VR」をゴールではなく中継点ととらえているようです。
いつか開発がスタートするであろう「新VAQSO VR」は、なんと“味覚デバイス”になる可能性があるとのことです。
１月に開催されたイベントで、VAQSO社のアドバイザーをつとめる黒川氏の口から、
「実現は難しいかもしれないが、私たちは“味覚”も視野に入れている」
との言葉が聞かれたようです。
味覚も！
もちろん「VR料理ゲーム」とか「VRグルメ動画」にも応用できるでしょうが、僕としてはやっぱりVRエロ動画やVRエロゲームでの可能性を想像してしまいます。
VR空間内にいる女の子のあんなところやこんなところをペロペロすると、舌に“彼女の味”がしみこむ……そんな時代も遠くないのかもしれません！