広大なアフリカ大陸の東に位置する赤道直下の国、ケニア共和国。
自然豊かなサバンナがひろがる国。緑豊かな草原をシマウマが駆け、キリンやサイがのんびりと草をはみ、百獣の王ライオンが寝そべってあくびをする国――。
そんなケニアの大自然をVRで体験できる、というコンテンツが2017年３月――つまり今月中に発売されることが決定！
そんな話を、今回は紹介したい。
PSVR対応のVRコンテンツとして販売が決定している『Virry VR』は、“癒し”をコンセプトのひとつにした作品となっているようだ。
没入度バツグンのVRアクションゲームでたっぷり遊んで快い疲れにあるとき、ふと鑑賞してみるとゆっくりした時間を過ごすことができる――そんなVRコンテンツなのだ。
ユネスコ自然遺産「Lewa Downs」の風景を体感できる
『Virry VR』は、ユネスコ自然遺産に指定されているケニアの自然公園で撮影された映像をもとに制作されたVRコンテンツ。
この地に生きる野生動物が間近で草をはみ、草原を駆け抜けるまっただ中で、のんびりと過ごすことができる。
見渡す限り、青空と青い草が茂るサバンナの風景……そんな中に身を置いていると、日々のちっぽけな悩みも消える。厳しい自然環境のなかでユーモラスなしぐさを見せたり、のんびり過ごしていたりする動物たちを見て心癒される――そんな効果を期待できるVRコンテンツということらしい。
また、『Virry VR』は野生動物を観察できる通常モードに加え、周囲360度どこを見ても動物がまったく存在しない――そんな風景を眺めることができるモードも搭載しているという。
そちらに切り替えると、サバンナの草を揺らす静かな風の音、空の高さ――といった“癒し要素”をたっぷり味わうことができるのだ。
加えて、ちょっとした“ゲーム要素”も含まれているという話だ。
鼻先まで近づいてくるライオンの子に向けてコントローラーを振ると、ライオンの子もアッチを向いたりコッチを向いたり……僕らは手に生肉を持っている、という設定なのである。
ただ単に鑑賞できるだけでなく、ちょっぴりハラハラドキドキを含む動物たちとのふれあいも体感できるのだ。
日本では発売未定…でも欲しいよね
現在のところイギリスで発売が決定している『Virry VR』だが、日本での発売日は未定である、という。
うーん、残念なお知らせだ。
日本でもこのVRコンテンツは大いにウケると思うのだが。
特に右を見ても左を見ても、上を向いてもコンクリートや電線やアスファルトや……そんなものしか目に入らない都会で日々を送る人にとって、『Virry VR』は“命の洗濯”ができるVRコンテンツになるのではないだろうか。
少なくとも、僕はこのVRコンテンツを大いに活用できる自信がある。
というわけで、とりあえず今回は「ぜひ日本でもリリースしてください！」とアピールしておいて、続報を待ちたいと思う。